法律はどうやって決まるの?国会の仕組みと法案成立までの流れをわかりやすく解説

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「法律ってどうやって決まるの?」誰もが一度は疑問に思ったことがあるはず。実は法律は、国民が選んだ議員たちによる複数のステップを経て成立します。今回は国会の仕組みから法案成立までの流れをわかりやすく解説します。

国会とは?

国会とは、国民の代表者である国会議員が集まり、法律・予算・内閣総理大臣の指名など、国の政治の進め方を決める機関です。国会には「衆議院」と「参議院」の2つがあります。

衆議院(465名)

国民の意見をリアルタイムで政治に反映し、予算の使い道を決める院です。小選挙区(289名)と比例代表(176名)の2方式で選出されます。立候補は25歳以上、任期は4年、解散あり。

参議院(248名)

衆議院で出た法案をチェックし、暴走を止める役割を担います。都道府県ごとの選挙区(74名)と全国比例(50名)で選出。立候補は30歳以上、任期は6年(半数ずつ3年ごとに交代)、解散なし。

国会議員の年収

2023年度の国会議員の所得総額の平均は2,530万円。最高額は7億4,679万円(自民党・中西健治衆院議員)。政党別平均では自民党が2,811万円で7年連続首位です。

給与以外にも、立法事務費として月額65万円、JR特殊乗車券・国内定期航空券なども支給されます。また、政治家が自らの政党・政治団体間で資金の贈与・相続を行う際の税金は非課税とされています。

国会の種類は3つ

▶通常国会:1月〜150日間(延長あり)。予算審議が主な目的
▶臨時国会:緊急の災害対策補正予算や法律案審議が必要なときに開催
▶特別国会:衆議院解散後の総選挙後、内閣総理大臣を決めるために召集

法案はどう出てくる?

法案の提出方法は2通りあります。

▶内閣提出法案(閣法):政府(内閣)が出す法案。与野党の多数決で成立。
▶議員立法:国会議員が出す法案。原則として全会一致が求められるためハードルが高く、実際には少数にとどまっています。

法案が決まるまでの流れ(5ステップ)

① 法律案の原案作成:所管する各省庁が原案を作成

② 内閣法制局における審査:あらゆる角度から検討し、閣議手続きへ

③ 閣議決定(国会提出):内閣の全員一致で閣議決定 → 内閣総理大臣から国会へ提出。反対した閣僚が罷免されるケースもあります。閣議は非公開で、構成員は内閣総理大臣と国務大臣です。

④ 国会における審議・採決
・衆議院で過半数 → 参議院で過半数 → 法案成立
・衆議院で過半数 → 参議院で否決 → 衆議院で3分の2以上 → 法案成立
(衆議院・参議院ともに委員会審議と本会議での可決が必要)

⑤ 法律の成立・公布:内閣を経由して公布されます。

まとめ

法律は省庁での原案作成から閣議決定、国会審議を経て成立します。そのすべての出発点は、国民による選挙です。誰を議員に選ぶかが、国の法律を作ることに直結しているとも言えます。

日本とこどもたちの幸せのために何ができるか——そう考えたとき、選挙に行くことはもちろん、国会議員を目指すという選択肢もあるかもしれません。

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