「毎月こんなに税金や保険料を払っているのに、何に使われているの?」
2025年度の国民負担率は46.2%の見通しです。私たちが実際に納めているお金の種類と目的を一覧でわかりやすくまとめました。
所得税
個人の収入にかかる税金(給与・事業・配当・不動産・退職所得など幅広い所得が対象)
累進課税方式で税率は5〜45%の7段階
⚫️用途⚫️
年金や医療、子育て支援などの社会保障をはじめ、教育や防衛、インフラ整備など幅広い分野に使われています。国の借金の返済にも充てられており、私たちの生活を支える重要な財源。
復興特別所得税(所得税と一緒に引かれる)
2013〜2037年、所得税額の2.1%を上乗せされている
⚫️用途⚫️
東日本大震災の復興財源。
※2027年以降は復興税1.1%+防衛特別所得税1.0%へ変更
住民税
所得×10%(一律)+均等割約4,000円くらい
(前年所得に基づき翌年6月〜翌々年5月に天引き)
⚫️用途⚫️
地域の行政サービスの財源。
森林環境税(住民税と一緒に引かれる)
一律1,000円
⚫️用途⚫️
森林の整備や保全、災害防止などに使われる税金で、主に地方自治体が森林管理を行うための財源。
消費税
商品・サービス購入時にかかる税金。現在10%(食料品等は軽減税率8%)
⚫️用途⚫️
社会保障(年金・医療・介護・少子化対策)の財源。
社会保険料
会社員の場合、年収の約15%前後が本人負担として差し引かれる。
会社負担も含めると約30%近い負担になる。
- 健康保険:医療費の補助(3割負担で医療を受けられる)高額医療費
- 厚生年金:老後・障害・遺族への年金給付
- 雇用保険:失業手当・育児・介護休業給付など
- 介護保険(40歳〜):要介護者が1〜3割負担で介護サービスを受けられる
- 子ども・子育て支援金制度(2026年4月〜):少子化対策・子育て支援の財源
固定資産税・都市計画税
土地・建物の所有者に毎年かかる税金。
固定資産税は評価額×1.4%、都市計画税は最大0.3%
⚫️用途⚫️
地域の公共インフラ・都市整備の財源。
自動車関連の税金
- 自動車税(種別割):排気量に応じて毎年課税。道路・交通安全の財源
- 自動車重量税:車検時に課税。道路整備の財源
- ガソリン税:1Lあたり28.7円。道路関連事業の財源
- 暫定税率:1Lあたり25.1円(2025年12月廃止)
- 石油石炭税:1Lあたり2.8円。省エネ対策の財源
- 自賠責保険料:登録・車検時に必須。交通事故被害者の救済が目的の財源
相続税・贈与税
相続税は遺産を受け取った時、贈与税は生前贈与を受けた時に課税。資産の再分配と格差縮小が目的。
⚫️用途⚫️
主に社会保障や公共サービスの財源
その他の税金(抜粋)
- 酒税・たばこ税:購入時に含まれている税金
- 印紙税:契約書・領収書などに貼る収入印紙
- 登録免許税:不動産登記・車の登録時に課税
- 再エネ賦課金:電気代に上乗せ(月平均約150円)。再生可能エネルギー普及の財源
- 不動産取得税:土地や建物を購入・新築・贈与などで取得したときにかかる地方税
まとめ

私たちが納めている税金や社会保険料は、医療や年金、子育て支援、教育、道路やインフラ整備、防災対策など、日常生活を支えるさまざまなサービスの財源として使われています。普段は意識しにくいものの、安心して生活できる環境はこうした負担によって成り立っています。
一方で、国民負担率が高まっている現在では、手取りを意識した家計管理もより重要になっています。税金の仕組みを理解し、控除や各種制度を正しく活用することで、無理なく負担を抑えることも可能です。
また、税金の使い道や制度は政治によって決まるため、選挙を通じて自分の意思を反映させることも大切です。知って備えること、そして意思を示すことの両方が、これからの時代には重要といえるでしょう。


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