「お陰様(おかげさま)」は、日本語でもかなり“味わい深い”言葉です。
昔、よく親族が近所の人と話す時など、あいさつのように使ってましたね。
「お陰様」は「見えないたくさんの支えへの感謝」 を込めた言葉です。
自分にとっても、相手にとっても、心温まるとても素敵な言葉ではないでしょうか。
その言葉の効果を、細かくみていきたいと思います。
「お陰様」の意味
「陰(かげ)」とは
→ 「お日様のかげ」神仏など、目に見えない存在。
「お陰」とは
→ 目に見えない力・守り・ご加護 のこと。
「お陰様です」は
→ 「目に見えない色々な支えのおかげで、今の自分があります」という、感謝と謙遜のこもった言い方 です。
人、周りの環境、運やタイミングなど、すべてを含めて「お陰様」と言うことが多いです。
自分にとっての効果
1. 感謝の視点が育つ
「全部自分の実力」ではなく
「支えてくれている人や環境がある」と意識しやすくなる。
感謝を意識することで、イライラや不満が少し和らぐこともあります。
(嫌味を言われた時も)
2. おごりを防いで、心を落ち着かせる
うまくいった時に「お陰様で」と言うと
「私すごいでしょ!」という自己アピールではなくなる。
自分の心を フラットに保つブレーキ にもなります。
3. 困難の中でも「支え」を感じられる
大変な時でも「それでも、支えてくれる人がいる」
「助けてくれる人がいる」と意識し、
孤独感や不安が和らぎやすいです。
相手にとっての効果
1. 相手を立てて、関係を柔らかくする
「あなたのおかげです」と言われると、人は嬉しいものです。
「お陰様で」と言うことで、相手への敬意を表すことができ、
「あなたの存在をちゃんと見ています」というメッセージを、さりげなく伝えることができます。
2. 自慢にならずに「うまくいっている」と伝えられる
成果や状況を話すとき、
ただ「順調です」だと、少しだけ自慢っぽく聞こえることも。
「お陰様で順調です」と言うと、
謙虚さと喜びが両立するので、相手も受け取りやすくなります。
3. 距離を縮める“和のクッション”
日本語の会話では、ストレートな表現を少し和らげる言葉がよく使われます。
会話を丸く、柔らかくするクッション のような働きをします。
「お陰様」の具体例
⚫️「最近どう?」
→「お陰様で 仕事も落ち着いてきました」
⚫️「試験どうだった?」
→「先生方のご指導の お陰様で 合格できました」
✅自分の努力もあるけれど、周りへの感謝を前面に出している表現。
⚫️「忙しそうだね?」
→「はい、バタバタしてますが、お陰様で なんとかやれてます」
✅しんどさを認めつつも、「それでも支えがあって頑張れている」という前向きさが表れている。
⚫️「どこか行ってきたの?」
→「お休みをいただいた お陰様で、旅行でゆっくり休めました」
✅旅行を楽しめたことと、周りへの感謝が感じられます。
嫌味を言われた時の対処法としても、とても良い言葉ですね✨
さいごに
「お陰様」は「見えないたくさんの支えへの感謝」 を込めた言葉です。
- 自分にとっては
→ 感謝・謙虚さ・心の安定をもたらす - 相手にとっては
→ 敬意・感謝・好感を伝える - 人間関係全体としては
→ 空気を柔らかくして、距離を縮めてくれる
そんな 日本らしい“感謝+謙虚”の表現 、素敵ですね。


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